通勤電車でヒアリング
あなたは、ラジオのDJで有名な小林克也さんの、英会話習得法を聞いたことがあるかもしれません。(ニッポン放送「小林克也はっぴぃウィークエンド」)
1941年生まれですから、彼が英語を学んだのは、英会話の学校も、教材なども全くない、終戦直後のことになります。
小林さんは、高校時代、大好きなプレスリーのロックンロール(今のロック)を、1日に2〜3時間、ラジオで聞きながら、そして、映画館で何回も何回も(料金は同じため、)同じ映画を見ながら、覚えたのです。
日本にいながら、独学で、しかも、外人と一度も話したことがないのに、ネイティブ英語を話せるようになったのです。うそのようなホントの話ですが、調べてみれば、何故かわかります。
さて次は、英会話の教材の社長さんの言葉です。
彼は、あらゆる学習法を試しました。テレビ・ラジオの講座、そして英会話学校にも通いましたが、いざ外国人を目の前にすると、まったく意味が通じなかったそうです。
もう、自分には無理なのか…。勉強嫌いで飽きっぽい彼は、何とか自分でも続けられる方法はないものか、何かをしながら聞けるものを、と考えて、英語の後に日本語訳を入れたテープを作り、いつも携帯し聞き流し続けたのです。
そうして3ヵ月もした頃でしょうか。外国人に話しかけられたとき、 突然英語が口から出てきたそうです。
英語がはっきりと聞き取れ、しかも自然に英語で対応していました。そのときです。英語は聞くだけで話せるようになると確信したそうです。
これは、「スピードラーニング」 の開発者であり、株式会社エスプリラインの大谷社長のはなしです。
さて次は、参考までに私のことです。
私も、大谷社長と同様、大学時代から、あらゆる学習法を試しました。テレビやラジオの講座はもちろん、数人グループでの英会話教室にも通いましたが、まず、相手の話が聞き取れないのです。これでは、会話が成立しません。
そこで、私は、寝る前の30分間そして、通勤の車の中で、ラジオのFEN放送(810 on your Dial!)をつけっぱなしで聞きました。流れてくるのは、おもに音楽番組や、ニュースや、短いドラマですが、ある時突然のように、聞き取ることが出来るようになったのです。(もちろん完全ではありませんが。)
そして、40才の時、試しに英検2級を受けてみました。そしたら、1発で合格したのです。
英検2級なんて、1級の人から見れば、幼稚園レベルかも知れませんが、40才の時に合格したのは自慢してもいいと思っています。そして、外人と話せるのは、ある自信から来ることに気づきました。これは後で話します。
以上3人の体験から共通点として浮かんでくるのは、赤ちゃんが言葉を覚えるのと同じ原理です。赤ちゃんが言葉を身につけるように、まずは英語を「音」としてとらえ、聞き流しているうちに自然に話せるようになれたのです。
赤ちゃんが、耳から言葉をとらえていくプロセスを見ますと、先入観や固定概念、潜在意識や常識といった、一切のものがありません。これがヒアリングでは、きわめて大切だと思います。
通学電車の中でヒアリング
通勤や通学電車の中で、ヒアリングする時、文法や単語は一切気にかけず、(赤ちゃんのように、)素直に、無心に聞くことが重要です。あるシーン、あるシチュエーションを、まとまったフレーズのまま記憶してしまうのがよいと思います。
こうすることで、ある時、同じ場面に出会ったとき、そのフレーズがそのまま、突然口から出てくると思われるのです。
こういったヒアリングの練習は、毎日の生活の一部に、組み込んでいかないと、なかなか時間が取れないものです。忙しくて英会話スクールなどに、通えない人が時間をうまく取れるのは、やはり、通勤電車や通勤の車の中の30〜60分です。
ヒアリングをマスターするには、生活習慣の中に、その方法を、自然と組み込んでしまうのが良いのではないでしょうか。もしその通勤電車でヒアリングの習慣を3ヶ月も続けられれば、ある日突然、喜びの出来事が起きる日が来るのではないでしょうか。
それでは、自分で作ってもいいのですが、携帯に便利なツールを紹介してみます。次ページへ続く。
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